2019年6月5日水曜日

C180カブリオレ 選定の記録


本日はC180カブリオレを買うに至った経緯を。


MINIクーパーコンバーチブル に乗り始めたのは去年の8月でした。つまり、MINIに乗っていた期間は凡そ10ヶ月ということになります。なぜ10ヶ月で乗り換えようと思ったのか、そこからお話ししたいと思います。


MINIコンバーチブル に何か不満があったのか?普通に考えれば「あった」ということになるかと思います。でも実際のところ、不満という様なものはありませんでした。MINIコンバーチブル はそこそこ小さくて運転しやすいですし、見た目も悪くないですし、燃費も15km/l程度と良好。オープン時の爽快感は格別ですし、内装も満足のいくものでした。
それでは何をきっかけに乗り換えようと思ったのか。実はここには明確な理由があります。それは「最新の安全装備を持つ車に乗ったほうがいい」という判断でした。
私は40代なのでまだ高齢者というには早いですが、それでも確実に中年です。自分自身の感覚として、以前の自分比で肉体的にも頭脳的にも衰えてきていることを感じています。こうなってくると、車に乗っていて何かが自車周辺で起こった時、以前なら反応できたことに対して、判断スピードが遅くなっていることが考えられますし、仮に判断はできても肉体の反応スピードが遅くなっているであろう事は想像に難くありません。もちろん、絶対的に人並み以下の判断スピードや反応速度かと言われれば「それは分かりません」としか言えませんが、過去の自分と比べた場合の相対評価としては、その低下は否めないところだと思っています。

こうなると、昨今ニュース等でよく取り上げられている様な誤判段もしくは誤操作による事故を自分が起こさないとも言い切れない感じに思えてきたのです。もちろん、まだまだそこまでの領域に衰えてはいないと思ってはいますし、そうであってほしいと願ってはいます。でも、以前の様な絶対の自信を持って「運転で誤判断や誤操作をする可能性は限りなく低い」と言い切れるのかと言えば、僅かではあるもののその自信に揺らぎが出てきたことも確かなのです。
ということで、自分が衰えた分を機械にカバーしてもらったほうが良い、そう思う様になりました。

ただ、幾らそういう認識を持つに至ったとはいえ、その認識が私の自動車趣味における嗜好性に変更を及ぼす様なことはありません。ということで、選定における重要事項は以下の様な感じになりました。

1 オープンカーであること(できれば走行中も開閉できる電動幌)
2 なるべく小さいこと
3 安全装備が現時点で最高レベルであること

乗り換えようかな、と思い始めた時に思い描いていた車は3車種でした。乗りたい気持ちの強さから並べると
1 ポルシェ ボクスター
2 BMW Z4
3 C180カブリオレ
という形です。
2シーターオープンカーが2車種、4シーターオープンカーが1車種ですね。この候補からも分かる通り、今回は乗車人数はどうでもいいかなと思っていました。以前も書いた通り、ウチの場合は90%程度は2名以下乗車ですので、3人以上乗り時にはカーシェアリング使えばいいかな、と意識を変えましたので。自分で買う車は乗車人数制限は考えなくていいや、と考え方を変えました。


でも、実写を見に行き、見積もりまでお願いしたのはZ4とC180カブリオレだけでした。ボクスターは見に行かなかったんです。なぜかと言えば、身もふたもないお金の問題です。ボクスター、最低限の装備でよければ何とか手が届くところにいるのですが、今回の絶対条件である安全装備の充実をやろうとすると、途端に金額が跳ね上がります。諸経費なしで900万円に迫ろうかというオンライン見積もりになりました。諸経費入れたら軽く900万越えです。こうなってきちゃうとしがないサラリーマンにはご縁のない感じになってしまい、この時点でボクスターは断念しました。実物見に行っちゃったら「無理してでも」みたいな感じになりかねない恐怖もありましたし。


Z4は20iのMスポーツ仕様を考えていました。以前こちらで書いた通りM40iを試乗させていただき、いい車だということを確認しました。安全装備も最新レベルですしね。その意味でも文句はなかったです。でも、どこか熱くなるものを感じなかったんですよ。「スゲー、これ良い!」という思いがなかったんです。何だかものすごく冷静に「あ、良い車だ」と感じ、それ以上の何かを感じなかったんです。実はZ4こそが大本命だったので、もし試乗の結果「これだ!」という気持ちがあれば、メルセデスにはいかずにその場で契約しちゃおうかという気でいました。でも試乗を終え、その気持ちは急激にしぼんでしまい。。。何だかネガの部分、特に車幅の大きさとか、低速でややギクシャクするミッションとか(これはM40iがハイパワーであることとスポーツカーゆえのセッティングであることは分かっていますが)が「買って乗り始めたらきついかな」と気になってしまう様な始末で。この段階で「メルセデスに行ってから決めよう。もしC180カブリオレもあまりピンと来なかったら、清水の舞台から飛び降りる覚悟でポルシェ行こう」と思い始めたのです。


そしてメルセデス。実際に買ったC180カブリオレと同じ外装パターンの黒ボディ赤ホロの試乗車に乗り、「こりゃ良いや」と思いました。車重約1700kgで約150馬力ですから、事前の予想では「ちょっと遅い車かな」と思っていたものの、実際には十分以上に速く、動力性能的には問題なし。それより何より9段トルコンATとエアサスのもたらすスムーズな乗り心地、至れり尽くせりの快適装備、特にエアスカーフという真冬のオープンドライブを充実させてくれそうな装備にやられました。見た目も思った以上にかっこいいですしね。4.7mという全長に引っかかる部分はあったものの、車幅は1810mmと1865mのZ4と比べれば小さいですし、どちらかと言えば全長より全幅の方が気を使うタイプなので、その点でもC180いいかな、と。
C180カブリオレに惹きつけられたポイントは快適性でした。それもなるべく長時間オープンで走りたいという願いを叶える快適性です。エアキャップにエアスカーフに、マッタリ走行にぴったりなふわふわのエアサス。「オープンでゆったり流す」というドライブの楽しさを思い浮かべた時、「C180カブリオレにしよう!」と思ったのです。
今の所、その選択は大成功だったと思っています。週末が楽しみで楽しみで(今週末の関東は雨の様ですけど。。。)。

それでは。

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