2022年4月18日月曜日

エコプロモードとチャージモードの検証

前回、「チャージモードを積極的に活用すると、エコプロモード固定と比べてどの程度燃費が増減するか?」の検証を行いました。結果としてはチャージモードの積極活用も悪くないんじゃないかということが示唆された感じだったので、今回も引き続きチャージモードの積極活用を継続してみました。


距離 (km)

給油量 (L)

燃費 (km/l)

チャージモード利用

3899

266.04

14.65

最高燃費区間

524

33.71

15.54

最低燃費区間

423

31.87

13.27

エコプロのみ①

573

36.96

15.48

エコプロのみ②

494

36.51

13.54

エコプロのみ総合

1067

73.47

14.52

チャージモード活用①

474

33.5

14.14

チャージモード活用②

553.2

35.12

15.75

チャージモード総合

1027.2

68.62

14.97


今回の走行パターンには郊外の高速走行(片道100km程度)が含まれるのが前回との走行パターンとの違いとしてあるのですが、そのパターンでの燃費としてみてみると今回15.75km/lと、結構いい燃費が出ました。

走行時にしていたことというのは「定常走行が見込める場合は積極的にチャージモードに入れていく」です。今回は高速を使う機会があったので、その際には

  1. 定常走行時は基本的にチャージモード
  2. 渋滞時はエレクトリックモード
  3. 往路残り高速距離+高速を降りてから復路高速に乗るまでの距離をエレクトリックモード走れる目処が立つだけの充電ができたら、その時点でエレクトリックモードに切り替え

です。「積極的に電気で走る」を意識したチャージモード活用を目指しました。

結果として、かなりいい燃費が出ました。春になって暖房の使用量が減ったこと、高速が含まれたことが影響している部分も多いかとは思いますが、エコプロのみで街中メインだった時よりも良い燃費が出ました。



次に、これまで2回ずつやったエコプロのみ、チャージモード活用の総合燃費を見てみました。

結果、両パターンともおよそ1000km走行し、エコプロのみでは14.52km/l、チャージモード積極活用では14.97km/lになりました。その差約3%なので、差として大きいとは言えませんが(誤差の範囲?)、それでも積極的なチャージモード活用に光が見えてきた感じです。


もう一つ見えてきているのは、330eはかなり航続距離が短いってことです。上の表を見てもわかるとおり、大体走行距離500km前後で給油することになります。330eは車両計算上の航続可能距離が90kmになると給油を促す警告が出るのですが、大体450kmも走れば給油を促されることになります(結構しつこく)。これ、結構ワンタンク走行可能距離短いなというふうに感じてしまいます。できればタンク容量を3シリーズの他のモデルと同じにしてもらえていれば、この悩みはなかったのかなと(スペース的に無理なんでしょうけど)。

ただ、330eに乗って電動走行の良さを再確認したことから、次の車は電気自動車にしようと思っている私からすると、電気自動車の走行距離はこれより短い可能性が高いので、電気自動車運用への「人間の慣らし」にはなってるかなという気もしています。まあ、電気自動車を運用する場合は自宅充電が前提になると思うので、毎回フルタンクからの走行開始という形にはなるとすると、400km近くを一気走行するパターンの時だけの悩みになるかもしれませんが。


それでは。

2022年4月8日金曜日

エコプロモード検証②

330eを購入してから10ヶ月を超え、そろそろ一年点検の時期になりました。走行距離は6510kmとなりました。

前回、「エコプロモードだけで走った時と高速ではチャージモードどっちが燃費良いのだろう?」という検証を行いました。結果としてその時の燃費は15.48km/lでした。

以下の通りそれまでの全期間燃費よりも良い結果が出ていたので、もしかすると単純にエコプロモードで走れば最も燃費的にはよくなるのでは?が前回までの結論でした。



距離 (km)

給油量 (L)

燃費 (km/l)

チャージモード利用

3899

266.04

14.65

最高燃費区間

524

33.71

15.54

最低燃費区間

423

31.87

13.27

エコプロのみ

573

36.96

15.48


そこで、その結果が偶然ではないかを確認するために、エコプロのみでの走行をもう一回と、加えて積極的にチャージモードを使う走行を一回試してみました。「積極的にチャージモードを使う」というのは、街中であっても定常走行をできる様な局面では(加減速を繰り返すことのない局面では)チャージモードを使い、かつ低速加減速局面ではエレクトリックモードを使うという、積極的にモード変更を入れていく使い方です。

こうして走行してみた結果が以下の形になります。


距離 (km)

給油量 (L)

燃費 (km/l)

チャージモード利用

3899

266.04

14.65

最高燃費区間

524

33.71

15.54

最低燃費区間

423

31.87

13.27

エコプロのみ①

573

36.96

15.48

エコプロのみ②

494

36.51

13.54

チャージモード活用

474

33.5

14.14


冬だったということもあり、またあまり遠出をしなかったことから、いずれも燃費の絶対値としては厳しめです。今回の2パターンはいずれも同じ様な走行パターンだったので(都内街乗り7割、首都高3割)、直接比較してもいいんじゃないかというのが個人的な体感になります。

そう考えると、必ずしもエコプロ固定が有利なわけではなく、面倒ではあるものの状況に応じて積極的なモード使い分けによって燃費向上はできそうな感じです。またそのモード選択が新しい運転の楽しみ的な要素にもなるのかなと。


なお、ご覧いただいてお分かりのとおり、330eは自宅充電環境のない私の様なユーザーにとっては、燃費という意味での恩恵はなさそうというのが結論になりますかね。おそらくですが、燃費という意味では320dの方が良いんじゃないかなという気がしています。

ただ、だからと言ってマンション民にとって330eは買う意味ないかというとそうでもなくて、電気走行の静かさや街中の加減速のスムーズさ、スポーツモード時の速さなんかに魅力を見出せる人であれば、非常におすすめの車なんじゃないかなと思っています。

今後も燃費については色々挑戦してみようと思っています。


それでは。

納車まであと一息

こんにちは。 テスラのモデルYをオーダーしてそろそろ1ヶ月が経ちます。 先日、テスラから連絡があり、正式に納車日が確定しました。納車日は2023年2月11日、つまりネットでポチッとオーダーしてから5週間での納車ということになります。 オーダーしてから今日までの間、結構たくさんの書...