2018年10月3日水曜日

1000キロ走ってみて感じたこと

納車されて3週間、走行距離は1000キロを超えました。
この間、東京→長野→会津若松→東京というロングドライブに加え、都内や神奈川方面へのドライブというような使い方でした。走行割合としては、高速5割、郊外の道路3割、都市部2割といったところでしょうか。
また、道路の混雑状況としてはストップアンドゴーの渋滞2割、ノロノロ渋滞2割、快適走行6割といった感じです。
これまでこのようなパターンで走行して感じた、ミニコンバーチブルの印象を書いてみたいと思います。

加速性能:
必要十分以上です。
ただ、コンペの様な切れ味十分の、迫力満点の加速はしません。例えば発進加速。慣らし中なのでベタ踏みはしていませんが、そこそこの踏み方をした場合、周りについて行くことができるのは当たり前として、リードすることも可能ですけど、圧倒的に速いというような加速はしません。
高速本線への合流等で行う中間加速について、これも余裕はあるものの、感覚的に速いと感じる程ではありません。必要十分以上ではあるものの、コンペの様な過剰感はありません。あくまでジェントルに速い、そんな感じです。
ミニコンバーチブルの場合、出力的にはクーパー→クーパーS→JCWなので、コンペ的な速さ感はJCWの持分ということなのでしょう。ただその代わり、加速時のスムーズさ、静かさ、安心感は評価できるものです。後ほども出てくると思いますが、コンペと比べて色々な場面において、良くも悪くも「重さ」を感じます。加速においても、重量物が加速して行く感じがあり、コンペの様な物体としての実重量より軽いものに乗っている様な感覚はありません。むしろ1300キロ台という実重量より重いものに乗っている印象を受けます。
もちろん、何度も言いますが必要十分以上の加速はするんですけどね。

ハンドリング:
噂のゴーカートフィーリングはあまり感じません。
ダイレクト感は確かにあります。ハンドルを切った量に対して正確に曲がる様な印象を得られますし、その反応速度の非常に高く感じます。極端な話、走行中にサイドミラーを見るとき、その方向に少し車体が動くくらい(視線の方向に若干手が動くことにすら反応するくらい)操作と反応に対して時間的空間的遅れがないという印象です。
ただ、ここでもやはり車体の重量感というものを感じます。反応は早いのですが、そこからの動きがもっと重いものをイメージさせる感じです。
一方でコンペは、ウチのミニほど敏感に反応する感じはありませんが、反応を始めてからの動きのキレは驚くほどで、(実際にはそうはならないですけれど)過剰な動きをすればスピンするかもしれない、どっかに吹っ飛んで行くかもしれないという刺激があります。反応の立ち上がり方についてミニより遅いと言いましたが、私はこちらの方が好きです。明確に意図を持った操作には反応する、という感じなので。言い換えれば、ミニにはハンドルの遊びがほとんどなく、コンペにはある程度ある、といった感じですかね。
一方でミニからは、コンペから感じる様な「下手するとスピンするかも」というような感じを受けることはありません。そこはかとなく漂う盤石な安定感があります。これは正直なところ118dよりも感じるくらいで、ここでも何かもっと重く、大きな車に乗っているかのような感覚に陥ります。コンペって、例えば首都高に多く存在する割ときつめのカーブを曲がるような時、そこに道路の継ぎ目があるとリアが外に行くような感覚を覚えるのですが、ミニにはそれがありません。リアはあくまでどっしり構えている感じ。この感覚が118dよりも強いように感じるのです。それでいて、曲がりたがらないような感じはないのが不思議なところです。

乗り心地:
とてもマイルドです。スーッと流れるように走ります。
事前の印象では、コンペ程ではないにしろ硬めの乗り心地なのではないかと思っていました。買う前の試乗で試したのはコンバーチブルのクーパーSと、3ドアのクーパーでした。コンバーチブルのクーパーSは若干硬めの印象、記憶を辿る限りで言えば、コンペを買うときに試乗したツーリズモより若干柔らかい程度だったという印象です。一方の3ドアクーパーは、118dと同じくらいの硬さのイメージ、つまり結構当たりの柔らかい印象でした。ただこの試乗車、クーパーSはオプションの18インチを、クーパーは標準の16インチを履いた仕様だったので、ウチの17インチしようとは若干違う印象になるかな、ちょうど中間位かなと納車前は思っていました。
実際納車されてみると、印象は3ドアクーパーに近いものでした。だいぶ柔らかく、しっとりとした乗り心地です。3ドアクーパーほどボディのがっちり感は感じないものの、比較さえしなければ絶対的なボディの硬さ感は十分で、そのがっちり硬いボディのおかげでしっかりと足が動くような、そんな感じです。クーパーSとはだいぶイメージが違いました。タイヤの影響より、サスペンションの設定の違いの方が乗り心地の印象への寄与度が大きいイメージですね。17インチのタイヤを履いたウチのミニの乗り心地は、少なくとも素人的には16インチを履いた3ドアクーパーとほぼ同じ様に感じられます。
コンペの時は、路面の状況が乗り心地に及ぼす影響は直接的かつ甚大なものでした。フラットでスムーズな路面では振動もなく、タイヤノイズも静かでしたが、路面が荒れだすとそれがダイレクトに感じられる乗り味でした。例えば路面に小さな穴が空いている時、直接的な衝撃とともに乗員が揺すられる、そんな乗り心地でした。とは言え、それは私にとっては運転している時も助手席に乗っている時も不快に感じたことはありませんでした。直接的であるがゆえに、前方の路面を見ればどのように反応するか一目瞭然でしたし、反応のスピードも収束のスピードも素早いものなので、全てがあっという間に終わりますから。
ミニにおいては、路面が及ぼす影響もコンペと比べればだいぶマイルドです。ディーラーでミニを受け取り、家に帰る道で一番最初に感激したのもその静かさでした。何度も通ったディーラーから家までの道で、うるさかったロードノイズが異次元と感じられるほど抑えられていたので。擬音表現するなら、「ゴーッ」が「サーッ」になったという感じですね。
路面に空いた穴を乗り越える時も、ダイレクトに衝撃を伝えるのではなく、それでいて足がよく動いていなすという感じではなく、ボディまで含めた全体が大きなゴムまりのような、あるいは大きな消しゴムになったかのような感じでムニュッと受け流す感じです。118d程の余裕のあるいなし方、柔らかさではありませんが、このサイズの車にしては大人びた感じの乗り心地に思えます
乗り心地に関する印象としては、良い方から118d > ミニ > DS3カブリオ > フィアット500 > コンペ、という印象です。

機能装備:
コンペは走ることに関する機能以外は非常にシンプルでした。衝突軽減ブレーキもないし、オートライトもオートワイパーもACCもナビもありませんでした。ミニには、ACC以外全て付いています。因みに、オプションで選択すればACCを付けることもできるのですが、ミニの場合(クラブマン とクロスオーバーは除く)車速が30キロを下回るとキャンセルされてしまうACCなので、今回はオプション選択しませんでした。118dの時愛用していた渋滞時の追従走行ができないなら、ACCとしての魅力半減ですからね。
そして収納。コンペの時には収納と言えるのはグローブボックスとドアポケットだけで、しかもグローブボックスは車検証に占拠されていました。ドアポケットも形状の問題なのか、あまり使い勝手が良いとは言えず。。。助手席側にボックスティッシュを突っ込み、運転席側は500ミリのペットボトル置き場になっていました。
ミニには、グローブボックスとドアポケットの他に蓋つき収納を持ったアームレストがあり、カップホルダーの前にフラットな小物置き場もあります。レンタカーで乗ったN - boxに比べれば無いに等しいような収納ですけど、例えば駐車場の鍵や、スマホなんかがコンペと比べて見た目的に大分スッキリ置けるようになった印象です。ただ、ドアポケットはコンペの方が大型だったらしく、今のミニではボックスティッシュを入れておくことができないので、その点は不便になりましたかね。
ナビは基本的に118dのものと同じです。もちろんメニューの内容に違いはあるのですが、操作方法やショートカットキーの存在など118dと同じ操作性なので、私にはとてもとっつきやすく感じます。特にショートカットキーは118dの頃から便利で気に入っていて、例えばショートカットキーの1番に自宅を登録しておけば1番キーを押すだけで自宅までのナビが開始されるなど、利便性という意味でとても重宝しています。一方でナビの設定してくるルートですが、118dの時のもの同様、若干トンチキというか、「そっち行くかぁ」という感じの時がありますね。コンペの時にはスマホでカーナビタイムを使っていましたが、カーナビタイムが選ぶ道順の方が若干合理的に感じます。
ナビについて不満というか、なんとかなったらいいなと思うのは目的地設定です。例えば食事やカフェの時に「次どこ行こうか?」と次の目的地を考えたり、決めたりすることってあると思うのですが、スマホナビならその場でアプリで目的地設定をし、車に乗ったらすぐに移動開始できます。一方でミニのナビには今のところスマホで目的地を設定し、ナビにhう転送する機能がありません。正確に言えば、日本以外の地域ではどうやらあるようですし、BMWも「ミニコネクテッド」というアプリを使って出来るというアナウンスがなされているのですが、今のところ日本版のアプリにはまだその機能が実装されていないようです。もしこの機能が使えるようになったら、大分便利になると思います。文字入力するのはスマホのフリック入力の方が慣れているので早いですし、ストレスフリーですしね。
総合的に見ると、やはり据付型のナビは楽でいいですね。スマホのナビにも利点は多いし、ナビゲーションという機能としては全く遜色ないのですが、車の乗り降りの際に据付の作業をしなくて良いこと、振動で画面の向きが変わったりしないこと、夏場に本体が熱くなってちょっと心配になるようなことがないこと、画面が大きいことなど、ちょっとした事ばかりですけど「何も考えなくていい」感じはやっぱり楽です。

これまでに気づいた車本体に関することについて書いてみました。
今日からの三連休でも、色々と楽しんでみたいと思います。ただ、関東は今日雨降ってるんですよね…
皆様、良い連休を!


それでは。

納車まであと一息

こんにちは。 テスラのモデルYをオーダーしてそろそろ1ヶ月が経ちます。 先日、テスラから連絡があり、正式に納車日が確定しました。納車日は2023年2月11日、つまりネットでポチッとオーダーしてから5週間での納車ということになります。 オーダーしてから今日までの間、結構たくさんの書...