2020年7月14日火曜日

レクサスIS 350に乗ってみた

先日、ビッグマイナーチェンジモデルのレクサスISが発表されました。
マイナーチェンジなのにボディサイズが結構な勢いで変わり、外板も屋根以外全変更とのこと。文字通りのビッグマイナーチェンジですね。

この新型ISがカッコいい!
これまでレクサスには全く縁がなかったのですが、このISには興味を持ったので、次期車候補の視察として、もう今後新しく登場することは考えにくい自然吸気の3.5リッターV6エンジンを搭載した現行型ISの試乗に出かけました。もしIS買うならこの自然吸気V6バージョンですからね。


見た目やサイズ感は参考にならないので、エンジンの回る感じとシャシーの感じを掴めればいいかなという感じでの試乗です。あと、豪華という噂のレクサスディーラーに行ってみたいというのもありましたね。

乗ってすぐに気づいたのは室内が割とタイトということ。そして、かなり静かということです。C180カブリオレと比較しても前席は大分タイトな印象でした。静けさについてはオープンモデルと比べるのは失礼ですね。


内装については、C180カブリオレのような派手さというか華美な感じはありませんでした。かと言ってシックや上品という表現ともまた違います。派手さはないものの、上質さは感じます。とは言え、特に印象に残るような感じでもなく、かと言って悪い印象を持つものでもなくと言った感じで、ISを買う決め手にはならなそうな感じでした。

エンジンをかけた時の音も静か。スポーツセダンという割にはエンジンが主張しない感じです。このエンジン、ストレスなくシューンと回ります。回るんですが、盛り上がり感はあまりないタイプ。車全体としても、エンジンを目立たせようという意図は感じられませんでした。

走り出して気付くのはボディのシッカリ感です。この点はC180カブリオレよりもずっと高いように感じます。まあこれもオープンモデルと比べるのは間違っていますが。ハンドルの操作感はシャッキリしていて、その中にも少しウエットな感覚もあります。私の感覚で言うと、メルセデス程ウエット感はなく、BMW程ドライでもなく、ちょうどその中間といったものでした。これはこれで嫌いじゃないです。もしかすると、走行感覚としてはC180カブリオレよりも、3シリーズ セダンよりも好きかもしれません。何というか、尖ったものが何もなく、全てが90点位のところでバランスしているような感じ。80点から100点の間で各項目がバラバラな感じのメルセデスやBMWより、何となく馴染む感じはあります。ただ、初めてポンと乗ってこんな馴染む感じだと、多分半年も乗らないうちに馴染みすぎて空気化するかな、とは思いました。

私は、これまで所有した車の中では、フィアット500やアバルト595が特に好きです。フィアットやアバルトは、各項目が40点から120点の間でガッタガタなレーダーチャートを構成するような車です。明確な美点もあれば、明確な欠点、それもどえらいレベルの欠点もあります。そんな車がお気に入りの私としては、正直な感想としては「ちょっと優等生すぎるかな」と感じました。どこにもぶっ飛んだ部分のない車なので、実際に買って乗り始めたらそこをどう感じるだろう?と思いました。
何となく思ったのは、こういう「スポーツもできる優等生」なら、もしかすると「勉強しかできない優等生」とか、「スポーツだけしかできない人」「優しいだけの人」の方が好みに合うのではないか、つまり、車で言えばミライの様な環境一辺倒の車、スープラの様なスポーツカー、シトロエンやボルボみたいな優しい車の方が好みに合うのかなぁ、ということです。あるいは、同じISで言うなら350ではなく300hですね。

と言うことで、なんか消化不良な感じの気分になりました。カッコはいいんだけどなぁ。
モデルチェンジ後に実車を見られる様になったら、もう一度行ってみようかと思っています。

それでは。

納車まであと一息

こんにちは。 テスラのモデルYをオーダーしてそろそろ1ヶ月が経ちます。 先日、テスラから連絡があり、正式に納車日が確定しました。納車日は2023年2月11日、つまりネットでポチッとオーダーしてから5週間での納車ということになります。 オーダーしてから今日までの間、結構たくさんの書...