2019年10月4日金曜日

C180カブリオレ 変速はスムーズ。でも・・・

C180カブリオレのミッシュンは9速のオートマチックです。このAT、名前を9G−Tronicというのですが、世間での評判は上々です。
曰く「変速がスムーズ」「変速したことに気付かない」などなど。
確かに、このミッションは変速が本当にスムーズで、よほど気を付けていない限りいつ変速したのか全くわかりません。変速時のシフトショックも皆無と言ってよく、変速に気付けるのも、エンジン音と回転数が変化するからでしかありません。
100kmの時の回転数は9速で1400~1500回転なので、高速燃費にも寄与していますしね。


そんな優秀な9G−Tronicですが、一点だけ気になるところがあります。それは低速で若干ギクシャクする所です。ギクシャクすると言っても低速で始終ギクシャクしているわけではなくて、特定の状況下でのみギクシャクします。
普通に加速する場合には至極スムーズです。
一方で、例えば交差点で信号が赤であるために停止に向かって減速するとしますよね。ブレーキを踏んで交差点の十数メートルくらいまで来たところで車速は10キロくらい。そんな時に信号が青になり、前の自動車が加速し始めた。そんな時です。そんな時、こちらも加速するためにアクセル踏みますよね。そうすると、車両がアクセル操作に反応して減速から加速に移るところでギクシャクが発生します。何というか、車両がダイレクトにアクセル操作に反応し過ぎてギクシャクする、そんな感じです。減速から加速に転じる時に硬質な反応をするイメージです。まるでDCTの様に。
昔のトルコンATって、ロックアップが少なかったせいか流体クラッチの滑り感というか、ダイレクト感のなさがG変化を穏やかにしていて、それが乗り心地の良さにつながっていた様に思います。9G−Tronicはロックアップ領域が大きいイメージで、それがトルコンATのある種のダルさ、ルーズさを失わせることになっていて、結果としてある領域でギクシャク感が出るのかな、と。
致命的に気になるわけではないのですが、乗り心地的な不満点としてはここくらいかな、と。
逆に言えば、その他の部分があまりにもスムーズなので、細かいところが逆に目立つ様な感じでもあります。念のため言っておくと、ミニのDCTや118dのZF製8HPよりも全体的にスムーズです。そして、当たり前ですがフィアットのデュアロジックとは比較にならないレベルのスムーズさです。

それでは。

2 件のコメント:

  1. いままで乗ってきたトルコンのクルマとは良い意味で、とても違いを感じています。
    以前に乗っていたVWのDSGがとても気に入っておりました。
    9G−Tronicは、かなりDCTに近くダイレクト感があります。
    トルコンのクルマを選んだ時点でダルさを覚悟しておりましたが、ワタシとしてはうれしい誤算です。

    走行モードを変更すると、変速制御が変わります。
    ゆるい変速を好むときは、エコノミーモードを選ぶとトルコンらしさが出ていますよ。
    逆にスポーツプラスモードは停止時に1速までブリッピングしながら落とすのでギクシャクします。

    ワタシは家族を乗せるときや、ノンビリ走りたいときはエコノミーモードにしています。

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    1. 赤BORAさん
      コメントありがとうございました!
      そうなんですよ、トルコンATとは思えないダイレクトさです。私は「これならDCTは要らないな」と思いました。ミニのDCTと全く変わらないダイレクト感なので。
      ウチの個体の場合、エコノミーモードの方が低速でのギクシャク感があるので渋滞時はコンフォートモードにしています。スポーツやスポーツ+だとダイレクト感が強すぎてアクセル操作に対する反応が良すぎて渋滞だときついです。
      まあ、渋滞でACC使っちゃうと変速マナー以前のギクシャクが出ちゃうんですけどね!

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