ロードスターを買う前、ジャーナリストのレビューとかオーナーさんのレビューとか試乗インプレなんかをブログやYouTubeで漁りまくりました。
その中でおおよそ共通していたのが
- 楽しい
- マツコネは糞
- エンジンパワーが足りない
因みに、エンジンパワーに関する印象はサーキットで走る人とそうでない人とで大きく異なることは了解しています。ですので、私の印象は「サーキットで走るわけではない人」のものだとご理解ください。
ご存知の通り、幌のロードスターのエンジンは1.5リッター自然吸気4気筒、132PSで152N・mの出力です。確かに、数字上の出力は少なめに感じます。少なくとも数字上パワフルという感じは受けません。
では肝心の乗ってみてどうか。私としてはパワー不足を感じることは一切ないというのが現時点での印象です。これはもしかするとウチのロードスターがATであることが関係しているかもしれませんが、街中でも高速でも郊外でも、もっとパワーが欲しい、もっとパワーがないと楽しみがスポイルされると感じる局面は全くありませんでした。車重が1060kgと軽く、ATなのでクラッチ操作がないために低速トルクの細さがドライバビリティに影響を与える局面がない事からか、あるいはレビュー等で散々みていた「パワーが足りない」というコメントで期待値が低く設定されていたからかもしれませんが、それを割り引いて考えたとしても「どういう走り方をするとこれ以上のパワーが必要?」と感じています。むしろ、公道ではアクセル開けられなくて不満なくらいで、なんならより出力の小さい、大好きなフィアット製2気筒85PS、145N・mのツインエアエンジンに載せ変わったって十分とすら思っています。
郊外のワインディングの様なところをオープンにして走るのがロードスターの最も楽しいシーンだと思っていますが、そういう局面でエンジンを回し目にして走ると(折角のNAエンジンなので回したい!)、日本の公道では3速に入れることすら難しい位の出力があります。アクセルをあまり開けないで走ろうとすると、確かにパワーはもう少しあったほうがいいとは思います。どでかいトルクで走るディーゼルエンジン搭載車の様な乗り方をするのであれば。ただ、アクセルをガンガン踏み込んで高回転まで回して走るなら、正直に言ってこれ以上パワーがあっても公道で乗る分には邪魔と感じます。そんな車でアクセルをガンガン踏み込んだら確実に免許が無くなってしまうので・・・
ということで、今のロードスターのエンジンは「ヒラヒラと走る」楽しみ方と「自然吸気エンジンを回して楽しむ」という楽しみ方を高次元でバランスさせた最適解に近いところにあるんじゃないかなと感じています。強いて言えば、レッドゾーンがもっと上になっても良いなとは思っていますが。回したところでパワーは出ないでしょうから、機能的な意味ではただの無駄ですけどね。まあ、スポーツカー、ましてやオープン2シータースポーツなんて存在自体が無駄を楽しむものみたいなもんなので、そういう馬鹿さがさらに加わっても何らネガはないかと思います。なんならよく回るロータリーなんか積んでくれると良いですねぇ!
それでは。
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