2020年8月24日月曜日

ロードスターRFに乗りました!

 以前から気になっていたマツダロードスター。今回、RFの方のロードスターに乗ることができました。AT仕様です(MTはもう何年も乗っていないので試乗は気が引けます。。。)。

ロードスター、初代のNA型が登場した時、まだ免許の取れる年齢ではありませんでしたが、当時から車好きだったので街を走りはじめたロードスターがとてもカッコ良かったことを覚えています。緑の車体にタンレザーの内装。ナルディのウッドステアリング。そんな組み合わせが多かったように記憶していますが、見かけると本当にカッコよかった。今はもう絶滅したリトラクタブルヘッドライトも本当によくにあっていた車でした。

それから30年以上が経過し、今ではロードスターも4台目のNDモデルとなっています。NC位からは買おうと思えば買える感じでしたが、なんとなく「ロードスターは2台持ち前提の車」という意識もあって、これまでは試乗もしたことがなかったほどにある種縁遠い車でした。2015年にND型に切り替わり、そのカッコ良さは街で見かけるたびに「良いなぁ」と思っていたのですが、「2シーター買うのは現実的じゃないし、そんな状況で試乗させてもらうのも悪いしな」ということで乗ったことなかったんですよね。

そんな中、今回色々と考える中でスープラが候補に上がったりしたこともあり、2シーターでも別に良いかという機運が(私の中で勝手に)盛り上がったこともあって、勢いで試乗させてもらうことにしました。

形は言うまでもなくかっこいい。街で見かけるのは赤やグレー、白なんかが多いですけど、試乗車はメタリックブルーでした。これもなかなか悪くないですね。ただまあ趣味的には赤の方がいいかなとは思いました。

ぺったんこの車体ですが、乗り込んでみると意外にルーミー。まあ、ルーミーと言ってもミニバン的ルーミーさではもちろんなく、タイト過ぎないと言う程度の意味ですが。イメージ的には、以前乗っていたアバルト595よりはタイトではなく、ミニコンバーチブル よりはタイト、と言ったところでしょうか。アバルトの場合はサベルトのセミバケットシートがタイトなせいもあるんですけど、ヘッドクリアランスのイメージも割とタイトだったので、その意味でもロードスターの方がルーミーというイメージです。乗り込みもスープラより楽でした。スープラはかなり屈み込まないとピラーに頭ぶつける感じなんですけど、ロードスターはそんな感じなくスッと乗り込めます。

座ってみると車外で見るよりも低いところに座っているイメージはありません。シートは高さ調整できないタイプ。でも視界的には高過ぎも低過ぎもしない感じで、特に高さ調整はいらないなと感じました。高さ調整せずともシックリ来るシートポジションも取れました。視界も良好。ボンネット上に稜線が確認でき、幅の確認も容易です。とは言え、全幅1735mmとC180カブリオレの1810mmからすれば7.5cm狭い車幅であると言うような感じはしません。幅の狭い車に乗っている感じはしないんですよね、なぜか。これはもしかすると視点が低いからかもしれません。この間乗ったスープラの1865mmとは実に13cmも幅が違うのですが、その記憶と比較しても数値ほどの差は感じるられず…これ、もしかしたら私が鈍感なせいかもしれません。この「幅の狭い車に乗ってる感がない」という感覚は、私の場合車に対する安心感にもつながります。結構どっしりとして車だなという感じを座った段階で受けました。しっかりとしたものに乗ってる、そんな感覚です。

走り出すと…良いに決まってますよね!噂通りのいい車です。軽快で、ダイレクトで、反応がきっちりと返ってくる「ああ、まさにスポーツカーだな」という感じ。静止状態では先述の通り小さな車という感覚はしなかったのですが、走り出すと小さな車というか、ピッタリサイズの車というか、ぶかぶか感がない車というか、車のサイズも反応もとても掴みやすい、(少なくとも市街地走行では)ピッタリ手の内に収まる車という印象。踏めば踏んだだけ加速し、エンジンが特別高性能ではないが故に街中でも結構踏め、踏む楽しみも味わえます。アバルト595よりはフィアット500のツインエアに近いような、踏んだところでそれほど速くはないから安心して踏める、そんな感じです。もちろん、ツインエアエンジンほど遅くはないし、煩くもないですよ、念のため。

久しぶりのNAエンジンというのも好印象です。ターボと違いシュンシュン回る感じで出力もリニア。ある回転以上で急にパワーが盛り上がる感覚がない分、ガンガン踏めます。多分、この車買ったら車のせいではなく運転のしかたのせいで燃費悪い事にだろうなと、そんなふうに思わせるエンジンでした。RFは2リッターでロードスターとしては出力の高いエンジンですから、このエンジンでこれなら幌の方の1.5リッターエンジンだとさらに良いだろうなと、そんなふうに思いました。1.5ならもっとガンガン踏めるぞ、と。

試乗した印象は「とにかく運転がしやすい」というものでした。初乗りなのに何度も乗ったことのある車のような、その位の運転のしやすさ、感覚のつかみやすさでした。噂通りの良い車ですね。街乗り試乗程度でも十分に絶賛される訳がよくわかります。街中だけではなく郊外に持っていって運転したい。山道や海沿いの道をオープンにして走ったらどれほど楽しいか、そんな風に思いました。

因みに、RFのトップを開けて少し走ってみましたが、開放感という意味ではやはり幌に分がありそうです。2シーターでリア側に残る構造物との距離が近い分、DS3カブリオよりも若干圧迫感のあるオープンだったので。DS3カブリオはサイドパネルが残るのですが、4シーターであるがゆえに後ろ側の空白スペースが大きく、それが開放感に寄与していた感じ。もちろん今のC180カブリオレや1個前のミニコンバーチブルよりは開放感ありませんが、ロードスターRFよりは開放感あるイメージです。オープン好きとしては、ロードスター買うなら幌の方ですね。しかも幌ならより踏めそうな1.5リッターエンジンですし。

しかし良いものに乗せてもらいました。ロードスター、最高です。是非幌の方にも乗ってみたい、そう思いました。


それでは。

0 件のコメント:

コメントを投稿

納車まであと一息

こんにちは。 テスラのモデルYをオーダーしてそろそろ1ヶ月が経ちます。 先日、テスラから連絡があり、正式に納車日が確定しました。納車日は2023年2月11日、つまりネットでポチッとオーダーしてから5週間での納車ということになります。 オーダーしてから今日までの間、結構たくさんの書...