2019年11月9日土曜日

B200dに乗りました その①

C180カブリオレのリコール作業に伴う代車として、B200dを貸していただきました。この世代のBクラスに乗るのは初めてです。
見た目は少し背の高いハッチバック、ぱっと見の感じではオデッセイとかイプサム、ちょっとマニアックなところで言うとエディックスやティーノなんかを思い出しました。ただ車高が高いと言っても、今回お借りした車はAMGパッケージ付きだったので、機械式駐車場にも入る1541mm、その割には結構ずんぐりとした印象を受けます。実際、ウチの車庫に入れてみるまで「本当に大丈夫かな?」と思っていたのですが、入れてみると(当たり前ですが)すんなり収まります。見た目の大きさ感があるタイプってことなんでしょうね。


運転席に乗り込む際に気付くのは、その乗り込みやすさです。まずドアが小さいので軽いし、壁や隣の車に気を使わなくて良い。加えて室内に入り込む際、屈み込まずとも腰を平行に移すだけで乗り込めるイメージです。もちろん実際には屈んではいるのですが、「潜り込む」というイメージではなく「スッと入る」という感じでしょうか。これは良いですね。


新しいBクラスは、Aクラスと同じく1枚に見える形で2枚の液晶が並んだインストルメントパネルが採用されています。このパネル、輝度も高く精細度も高く、視認性は良いです。ただ惜しむらくは余りにも直立しているので、何と無く上から覗き込む様な角度になります。もう少し画面が上向きになっていればありがたいなと思うのですが、メーターバイザーのないこのパネルで上向きにすると、おそらく晴れた日には何も見えなくなっちゃうんだろうな、と。見易さという点ではもう一歩アイデアが欲しかったなと思いました。


もちろん表示される情報量は十分以上です。ウチのC180カブリオレはMC後の2019年モデルですが、それよりも情報量は増えている様です。特に燃費関係の表示を色々と試せるのは楽しいですね。

シートに座って前を見ると、その見晴らしの良さに驚かされました。視界がとても広いです。C180カブリオレの場合、屋根を閉めていると前方視界の上下方向はかなり狭い印象を受けます。また、左折時に左前方を見ようとすると、バックミラーが視界を遮る領域が結構大きいです。一方でB200d、上下方向の視界が広く、その広いガラス面積のお陰でバックミラーもある程度高さのあるところに設置されているため、左前方の視界は非常にクリアに確保されます。これは良いですね。
ボンネットは全く見えません。でも不思議と車両感覚は掴みやすいです。ぱっと座って「視界が良い」という印象を受け、その感覚が運転のし易さ、安心感につながっていると感じます。この感覚はフィアット500とアバルト595の時にも受けたのですが、私はこういう前方視界が好きなんだと思います。さらに言えば、シトロンのC4ピカソとか旧C3のゼニスウインドウはもっと好みでしたけど。視界が開けているのが好きなんです。

エンジンのスタートボタンはC180カブリオレと違ってハンドルの左側ダッシュボードにあります。
今回車をお借りしたときに受けた説明は「操作系は同じです。ただスタートボタンだけ逆の位置です」でしたが、まさにその通りで、それ以外の操作系は基本的にC180カブリオレと同じでした。インフォメントシステムの操作系はC180カブリオレのダイヤル式からPCのマウスパッドの様な形式に変わってはいますが、これとてC180カブリオレでもダイアルの上の静電感知部分を使えば同じ操作ができるので、違和感はありませんでした。とは言え私は、ウチのC180カブリオレではその静電感知部分の機能を設定で殺してるんですけどね。ふとしたときに触れてしまう位置にあるので、その度にナビの地図スクロールモードに入ってしまうのが嫌で。


この辺りの操作系の共用化って、一般的にはとても良いやり方だと思います。同じメーカーならどの車に乗ってもスムーズに移行できますし、会社として操作系に関する一貫したポリシーがあるのだと思わされますしね。
ただ、ガジェット好きとしては、操作系が各車バラバラになっていてくれた方が、新しい体験ができるという意味で楽しいです。


「新しい発見」という意味で言えば、Aクラスから搭載されたMBUXです。これ、ガジェット好きとしてBクラスを貸してくれることがわかった時からとても楽しみにしていた機能でした。
結論から言うと、MBUX普通に使える機能だと思います。同様の機能はBMWのZ4にもついていたので試乗の際に結構試したのですが、それと比べると私の音声を聞き取る能力においてMBUXはかなり優秀だな、と。
まず機能呼び出しの時点で、MBUXはかなり敏感に「メルセデス」という単語に反応してくれます。自動車評論家の方もYouTube等で言及なさっていましたが、:呼ぶ気がない状態で車内の会話でメルセデスという単語が出てきただけで反応するくらい、敏感に反応してくれます。BMWの方は結構無視されたんですよね・・・
因みに、私の感覚だと英語風にメルセデスと言うより、日本語的にくっきりメルセデスと言った方が受け取ってくれる様に感じます。この辺りローカライズがしっかりしてるってことですかね?
目的地設定は勿論ですが、Bluetoothで接続したAmazon prime musicのプレイリストの曲送りなんかも出来ました。電話も掛けられました。驚いたのはシートヒーターのオンオフもできたことです。また、エアコン温度の設定は運転席助手席のどちらに座っている人がオーダーしたかによって、例えば助手席から「温度設定20℃」と言えば助手席側のエアコン温度だけが20℃設定になるという芸の細かさです。実に素晴らしい。これ、結構使えるんじゃないですかね。

ということで、B200dの感想について、前半部分は以上となります。ざっくり言えば、普通に良い車だと思いました。

後半に続く。

2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    実は後期のCクラスも音声入力でシートヒーターのオンオフ出来ます。

    https://minkara.carview.co.jp/userid/229005/blog/42123309/

    でも結局音声入力はほとんど使ってないです。


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    1. エグさん:
      コメントありがとうございます!
      そうなんですね、知りませんでした。
      実は今のC180カブリオレでは音声入力使ったことありません。MBUXはボタン等押さなくても「メルセデス!」と問いかけるだけで使える気楽さが良かったと感じました。
      今度ウチの車でも音声入力試してみます。どこまでのことができるのかを含め、色々実験してみようと思います!

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